QHYCCD本社を訪問しました

QHYCCD本社を訪問しました

正月の間に、店長の劉がQHYCCD本社を訪問しました。以下は簡単な記録です:

先日、ちょうど正月実家帰りでQHYCCDの本社を訪問してきました。今回は創業者のHongyun Qiu博士、そしてマーケティング部門の責任者の方ともゆっくりお話できて、近況から今後の製品企画の方向性まで、かなり濃い時間になりました。

私はここ数年、機会があるたびにQHYCCDの新型カメラのテストや評価に関わってきました。ただ、今回はいわゆる評価・協力の延長というより、もっとあそびという気持ちが強かったんです。そして最近公開された完全オープンソースの天文制御プラットフォーム「QUARCS」も実際に使ってみました。

ありがたいことに、今回は組立エリアにも入れていただきました。普段ユーザーが目にすることのない内部構造や配線の取り回しを、実物を前にしながら説明してもらえるのはやはり貴重ですね。写真で見ると一瞬で流れてしまう情報も、目の前で見ると「なぜこの配置なのか」「どこを優先して設計しているのか」が自然と入ってきます。細部の理由が分かると、製品の見え方が変わるのが面白いところです。

 

 

 

評価用のセットアップもいくつか見せてもらいました。私はこれまで何度も新型機のテストに関わってきましたが、現場の試すための工夫を改めて見ると、やっぱり学ぶことが多いです。実運用を想定して、光学系や接続条件を変えながら挙動を見ていく。こういう地道な積み重ねが、最終的な安定性や使い心地にそのまま繋がっていくんだなと実感しました。

 

 

そして個人的に、最近興味があったMiniCam8の内部構造も見せてもらいました。どうすればここまで小さく作れるのか、フィルターの位置決め、回転のスムーズさ、光路の取り方、こういう細かいところが、結局いちばん使い心地に効いてくるんですよね。外観だけでは想像しづらい部分を、現物を前に話せるのはやっぱり理解が早いです。

 

 

ひと通り現場を見学した後は、オフィス側でQiu博士とマーケ責任者の方と合流し、近況報告から今後の方向性まで幅広く話しました。長い付き合いだからこそ、遠慮なく率直に意見交換できるのはありがたいですね。「次に何が来るか」という話だけでなく、天文市場の将来や、ユーザーが実際に困っている点、どんなところが体験として引っかかりやすいか、そういう話も含めて落ち着いて話せたのが良かったです。

打ち合わせと見学が一段落した後は、就業後にそのまま社内で火鍋をごちそうになりました。仕事の場を離れると会話ももう少し自由になります。最近の天文市場の変化、ユーザー層の広がり、新製品のアイデア、開発の方向性などいろいろ議論できました。

 

 

今回もう一つの大きな目的だったQUARCSも、実際に触らせてもらいました。Raspberry PiQUARCSの制御環境を書き込み、接続した機材を操作して一連の流れを試してみます。星図上での操作や赤道儀の制御だけでなく、カメラのライブ表示やガイド関連の画面も触ってみました。もちろん、これから成熟していく部分もあると思います。ただ、完全オープンソースという前提でここまで形になっているのを見ると、今後どう広がっていくのかが純粋に楽しみです。使い方が固定されすぎない、というのは強みでもありますし、コミュニティの力が乗ってきたときに面白くなりそうです。

 

 

今回の訪問は、機材の話だけではなく、開発・組立の現場や、オープンソースとしての挑戦まで含めて、学びの多い時間でした。組立エリアでは、まだ公開できない開発中の機材もいくつか目にしました(ここは当然ながら詳細は書けません)。ただ、実物を見てしまうと次は何が出てくるんだろうと素直にワクワクします。

また良いタイミングで現地を訪れ、今度はもう少し長い時間、運用目線でQUARCSも深掘りしてみたいと思います。

 

ブログに戻る

お問い合わせフォーム